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夏休みを利用して、剱岳A1稜などの登攀の予定がありましたが、全く進まない台風の影響で、パートナーとの調整がつかなくなり、計画は中止。台風を過ぎるのを待って剱岳、源治郎尾根に単独で行くことにしました。

剱岳 源次郎尾根

予定では日にちを分けて北方稜線への縦走も計画には入れてましたが、天気が最終日まで持たないことと、それよりも体力的に今回はしんどかったので、無理せず源治郎のみとしました。とはいえ、入山日はテン泊装備モリモリ背負って、立山縦走しながらな剱沢に向かったので、登攀以外も充実してました。

立山


レポートは会の報告をそのまま掲載(´∀`;)

台風一過の天候回復を狙って単独で源次郎尾根より剱岳を目指した。
源次郎尾根は平蔵谷と長次郎谷の間の尾根で、バリエーション入門ルートとして人気が高い。源次郎尾根の下部は尾根ルートとルンゼルートがあるが、単独でもあるため無理なく登れる尾根ルートを選んだ。今回は、台風一過直後の平日ということもあり、自分の他には後続の1パーティしかいなかったが、源次郎尾根Ⅰ峰の平蔵谷側フェースにはさまざまなグレードが楽しめるルートがあり、週末には尾根縦走だけでなくクライマーが賑やかに取り付いている。

剱岳 源次郎尾根

この時期、平蔵谷出合の取り付きは背丈くらい草が茂っており、踏み跡を忠実にたどれば迷うことはないが、踏み跡を外したり取り付き点がずれると藪こぎが辛い。取り付きから、10分ほどで簡単な岩場がある。初心者がいる場合にはロープを出したほうがよいかもしれないが、特に困難な場所は無い。その後、うんざりするような這松の木登り延々と続ける。なるべくすっきりしたタイプのアタックザックとするほうが木登りセクションは楽である。

剱岳 源次郎尾根

1時間ほど木登りを続けると、右手にあるルンゼがスラブ状になり合流する。一部ルート紹介などにはルンゼ方面へトラバースし岩場を越えて支尾根に達すると説明しているものがあるが、さらに忠実に尾根上をつめていくことで容易に主尾根と合流する。Ⅰ峰の登りでも踏み跡をよく確認してつめることを意識したい。今回うっかり薄い踏み跡をたどり、長次郎谷側へトラバースしてしまい、Ⅲ級-程度30mの岩場を登る羽目となってしまった。ルートを外すと、脆く浮石が多い場所もあるため、注意が必要である。ルート全体に言えることだが、容易に登れる分、踏み跡はいたるところにあり、場合によって行き詰ることがある。

剱岳 源次郎尾根

Ⅰ峰に到着するころから上部がガスに巻かれて、本峰を見ながらの登攀とはいかなくなってしまったが、八峰・長次郎谷の景色は楽しみながら登ることができた。熊の岩には1張テントが確認できた。おそらくそのテントの主と思われるが、八峰Ⅵ峰Dフェースに1パーティ取り付いているのが見えた。Ⅰ峰からコルに向かってクライムダウンとなるが、踏み跡もしっかりしているため問題ない。ただし、谷側はすっぱり切れ落ちているので、慎重に進む。Ⅱ峰の登りも大したことはなく、懸垂ポイントまで明瞭な踏み跡をたどり進む。

剱岳 源次郎尾根

懸垂は30mということで、2本ロープを持つパーティが多いと聞くが、25mでテラスに届きそこから簡単なクライムダウンで安全地帯におり立つことができるため、50m一本で十分である。装備を減らす場合には、中間地点に支点があるため、30mロープで2度の懸垂でも可能かもしれない。ただし、中間地点には十分なテラスは無いため、複数人数のパーティは50m1本もしくは、30m×2本のほうがよいだろう。ルート全体の中で1か所だけのためにロープを持参することになるため、軽量化を図って駆け抜けることも検討して持って行く長さを決めたい。

剱岳 源次郎尾根

懸垂が終われば、あとは本峰に向かって進むだけであるが、前半部には切り立った場所を進む必要があり、気を休めるには少し早い。後半部は浮石に注意しながらガレをつめていく。のんびり休憩する場所はⅡ峰から懸垂した場所が一番安定しているため、最後の一登りのために、そこでしっかり休憩して、一気に登るのがよいだろう。

剱岳 源次郎尾根剱岳 源次郎尾根

今回はガスに巻かれていたため、本峰との距離感がなく、突然山頂の祠の横に飛び出す感じで山頂に到着した。逆に晴れていたらなかなか近づかない本峰に向かう登りにじれったさも感じたかもしれない。山頂はガスに包まれていたが、多くの登山者でにぎわっており、歓迎されてのフィナーレは充実感をより演出してもらえた。

剱岳 源次郎尾根

今回は先行パーティも無く、自分のペースでスムーズに進むことができた。Ⅲ級程度の岩登りに慣れたパーティならば、途中の岩場でロープを出す必要もなく、ところどころアクセントの効いた登頂ルートとして楽しみながら登れるだろう。

剱岳 源次郎尾根

コースタイム
5:50 源次郎尾根取付
7:40 主尾根合流
8:15 Ⅰ峰ピーク
8:50 Ⅱ峰ピーク/懸垂下降
10:20 山頂着

この後、徐々にガスも晴れ、北方稜線に向けて池ノ谷乗越まで移動しようとしましたが、長次郎右俣で遭難が発生、近くにいたガイドパーティが救助要請してヘリが来る場面も。そんな感じで昼くらいまで稜線付近を徘徊した後、下山に向かいました。下山途中、後続パーティが懸垂するところが横から見えました。山頂のガスも晴れ、景色を楽しみながら登れたのではないかと少々うらやましいと思いながら、無事テントまで戻りました。
翌日は快晴の中下山となりましたが、その翌日はまた天候が崩れてきたため、余り後ろ髪も引かれることなく充実した山行を思い出しながら帰路につきました(・∀・)



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