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梅雨の晴れ間を狙って遠征クライミングの予定でしたが、出発直前で天気予報が急変して自宅警備となりました(´・ω・`)

たまったビデオや先日届いた岳人を細かく読んだり、ダラダラと過ごしていました。時間も空いたことだし、せっかくなので、先週行ってきた近藤ガイドの講習のおさらいなどしてました。

昨年、懸垂下降時のロープの結束について、日山協の技術講習会に参加した先輩から、情報教えてもらいました。

懸垂下降時のロープの結束
オーバーハンドノット2回

それまでは、2本のロープの結束は周りの人もそのようにしていたため、ダブルフィッシャーマンとしておりました。技術書にはいろいろ書いてありましたが、特に気にせず使っておりました。


懸垂下降時のロープの結束
ダブルフィッシャーマン

ダブルフィッシャーマンは回収時に引っ掛かりやすく荷重がかかって結び目が硬くなるため、結び目の立つことで引っかかりにくくなるエイトノットが主流となっていましたが、結び目がほどける事故が世界で相次ぎ、2本を束ねたエイトノットは絶対にしないようにとのこと。対向するエイトノットや、フィッシャーマンは問題ないですが、回収時の岩角などによる引っ掛かりの問題が解消されません。日山協推奨はロープ2本を束ねてオーバーハンドノットを同方向に2回やるものとのことでした。

懸垂下降時のロープの結束
8字ノット。結び目が緩いと、荷重がかかれば結び目が反転する

エイトノットもしっかり緩みがなく結び目が整っていて末端も十分あればリスクは減ると思いますが、少しでも懸念のある状態は避けなければリスクヘッジになりません。

その後、クラブ内で話をしたこともありましたが、特に検証まで行っていませんでした。それから懸垂時の結束はオーバーハンドノット2回としてましたが、フィッシャーマンと比べていないのでその効果は良くわかりませんでした。

懸垂下降時のロープの結束
オーバーハンドノット×2 角も通りやすい。

それをこの前の近藤ガイドの講習で確認できたので、いまさらながらよかったです。明らかに角の通過はスムーズです。

なお、それまで勉強していた技術書には、それぞれいろいろな記載がありました。

懸垂下降時のロープの結束

全図解 クライミングテクニック 堤信夫 山と渓谷社 2004年 2006年第5刷
全図解クライミングテクニック

”初心者には”ダブルフィッシャーマンズノットを薦める。
理由:あわてていても間違いしにくいため。
エイトノットについての回収のしやすさはあるが、結び目がほどける事故がある。
オーバーハンドノットはヨーロッパで主流となっており特に特徴は述べられたおらず。

最新アルパインクライミング 菊池敏之 東京新聞出版局 2006年
最新アルパインクライミング

オーバーハンドノットを2回が最も良い妥協点として説明。
エイトノットは十分な末端の長さ、末端処理が必要。
フィッシャーマンは記載なし。 

実践オールラウンドクライミング 廣川健太郎 東京新聞出版局 2006年
実践オールラウンドクライミング

エイトノットが引っ掛かりにくく解きやすい。
他記載なし。

PETZL 2010年 カタログ

オーバーハンドノットのみ図解。1回むすび。
※2011年のカタログには載っていなようです。

技術は様々な道具とともに進歩していき、完璧というものはないが、安全に対する精度は非常に高いレベルまできており、それらのギアと知識を十分使いこなすようになることが重要と近藤ガイドも言われてました。

盲目的に人真似するのではなく、最新の技術を適切な判断で使いこなせるように努めたいと思います。


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