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大山 別山バットレスに行ってきました(・∀・)

今週降り積もったフカフカな雪にラッセル三昧な状態でした。
ノートレースな別山で、満腹すぎて吐きそうでした(゜Д゜)

別山バットレス中央稜

2×2パーティで進みます。先週降り積もった雪のため、なかなかハードなラッセルが続きます。
ノートレースのため、かわりばんこで、取りつきを目指します。後続に弥山単独者、3人パーティがいましたが、少々距離があり、我々だけでラッセル。

別山バットレス中央稜

ブッシュのある尾根の基部からではなく、しばらく沢を詰めます。しかしながら、大きなシュルンドが雪の下から現れ、雪崩の心配もあり、予定より早めに尾根に取りつくことにしました。

別山バットレス中央稜

同行したパーティに先行してもらおうとたくらんでいましたが、ギアの一部が無いため、我々が先行することに。
1ピッチ目はロープいっぱいになったところで、コンテで進むこととし、一気に100mくらい伸ばしました。
細い尾根では雪庇に注意しながら、雪の深い急稜をラッセルしながら進みます。傾斜もきつくなってきたところで、ピッチを切ります。ビレイポイントには、雪が積もっており、岩塊に乗った雪をほじって、運よくボルトを見つけることができました。偶然、露出していた捨て縄の端っこが目につき、ほじくったら見つかりましたが、気付かなかったら、灌木も貧弱だし、アックスビレイとかするところでした。

別山バットレス中央稜

2ピッチ目となるセクションは小ぶりな雪壁をのっこしながら、細かいブッシュを頼りに進んでいきます。ランニングは主にブッシュで取りながらとなります。ピッチを切るポイントとして、ボルトのある岩もありました。通常はこの辺りで切るのでしょうが、我々はロープがいっぱいになったところで、コンテとしてもう少し延ばします。壁となって、コンテで進むには少々厳しいところまでロープを延ばしてもらい、ピッチを切ります。

別山バットレス中央稜

3ピッチ目。このセクションは核心も含み、雪の詰まった岩稜が出てくるところで、傾斜もきつい雪稜と岩稜のミックスを交互に超えて行く感じです。出だしの雪壁も足が決まらず、苦労しながらのスタート。15mほど上がったところでしっかりしたボルトもありました。そのあと、ロープを延ばし、核心に向かいます。核心の右側は切れ落ちて高度感が半端ないですし、支点が取れそうにないので、ピックとツァッケを効かせて、慎重に登ります。岩がカチッと止まっているので思ったよりは苦労せず、凍った雪を削り落し、平らな岩に慎重に足を乗せて、ダブルアックスをがっちり効かせて、少しずつロープを延ばしました。

核心をこえて、頼りない灌木にランニングをとって、さらに詰めて行きます。ただし、聞いていた通り使える支点は少なく、また、次の支点を求めて欲張って支点を飛ばしたりと、十分なランニングはとれなかったです。途中の岩壁で、雪に埋もれてて、運よくほじくりだしたハーケンにロープスリングを苦労しながら掛けたのですが、回収漏れで残置となってしましました。オレンジ色のロープスリング、いつか回収に行きます・・。ルートが尾根を跨り右側に進め、ほぼロープいっぱいとなったところで、しっかりした枯れ木でピッチを切ります。

別山バットレス中央稜

4ピッチ目。ここから、直登して頭に出るか、トラバースして肩に出るか一つ選択がありましたが、ラッセルとたくさんリードをさせてもらって、もう満腹状態だったので、トラバースを選択。直登は見たところ、さほど困難さはなさそうだったので、なおさらわざわざ行くほどではと。頂上のナイフリッジを避けたのもありますが。
しかし、トラバースもそんなに楽勝ではなく、深い雪に足を取られながら、また、発生している亀裂を通過することとなり、高度感も感じながら進みます。

別山バットレス中央稜

肩に出て登攀ピッチ終了です。この後は、雪の下の支点は見つけられず、肩がらみで、確保してもらいクライムダウンをして、吊尾根を渡ります。こういうトラバースやリッジの通過など、苦手意識が強いため、ビビりながら進みます。

別山バットレス中央稜

ロープいっぱいになったところで、リッジ上にバケツを掘って、肩がらみ。「滑落したら反対にダイブ大作戦」でパートナーが通過するのをドキドキしながらまちます。通過し、ロープいっぱいまで伸ばしてもらったところでコンテに切り替えます。今日は天気がよく、左右すっぱり切れ落ちたリッジの通過は必要以上に緊張感を演出してくれました。時間短縮のため、同行パーティと同時通過して混線しつつ、パートナーは余裕のポーズ。

別山バットレス中央稜

最後のひと踏ん張りとなる雪稜は、上昇する気温と柔らかい雪のため、ラッセル三昧。途中でギブアップし、先に行ってもらいました。。とても天気がよく、汗だくになりながら9合目付近の稜線にたどり着きました。

別山バットレス中央稜

終了点直下。十分満足することができました。余裕があれば、縦走をとおもってましたが、そんな気力はまたくなく、小休止後すぐさま下山です。

別山バットレス中央稜

7合目付近から、元谷へシリセード。5合を超えるまでは傾斜もきついためあっという間に楽しく滑り下りましたが、べちゃべちゃで重たい雪に全然滑らなくなり、ツボ足下山。。

今回は、アプローチから、登攀途中、登頂から下山までずーっとラッセルに鍛えられました。
別山は過去何度も行くタイミングがありましたが、なかなか登る条件に恵まれず、やっと行けましたが、雪稜、リッジ、岩稜、ミックスとこじんまりとしつつも、バリエーションに富んだセクションが出てくる、とっても充実したルートでした。

ただ、雪の状態によって、ピックやツァッケの効き具合が変わり、それが登攀難易度が左右されると感じます。今回は前日までの寒気で岩間の雪もパリッとかたまり、岩稜の雪中も程よくしまっていたので、核心セクションは緊張感持ちつつ、楽しみながら登れましたが、途中の雪壁は緩んでいたりして、ピックがむなしく切れ目を入れるだけだったり、ツァッケがかからず、ステップを踏み固めたり苦労した場面もありました。

今シーズンは北壁に取りつくチャンスが無かったのですが、シーズン最後で最高の登攀ができました。そろそろ岩に目を向けつつ、あと1,2回ほど雪に戯れたいところです。


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